2019.04.02
令の漢字の意味には、立派な、清らかで美しい、
めでたい、喜ばしいという意味が込められています。
由来に関しては、
頭上に頂く冠とひざまずく人の図が
組み合わさって生まれた漢字とされています。
「令」の初めの二画は、「集める」を意味する文字であり、
「令」の次の三画は、「人」を意味します。
「頭上の冠の象徴に人がひざまずく」という意味で
捉えてしまうと支配的でネガティブな印象もありますが、
これは非常に窮屈な捉え方でしょう。
これからの時代において、
「冠」が権力を意味するとは限りません。
国民一人ひとりが持つ志や思い、
心の在り方こそが、冠(神)であります。
人々の支持や共感を得られた冠こそが、
これからの時代人々が集う場所となる、
というふうに広い意味に捉えると、
とても清々しい気持ちになりますね!
さて、和の漢字。
「和気」や「温和」という言葉でも用いられるように、
おだやか、のどか、ゆるやか、といった
落ち着いた意味があります。
由来に関しましては、
左側の「禾」の部分が豊かに実った稲穂を表し、
人々が口々に喜びを分かち合う=仲良くする、
という状況から作られた漢字だそうです。
※ 諸説あります。
「調和」を保った状況を「平和」といい、
「和」という文字は、争いのない、
皆が等しく穏やかな気持ちでいる意味があるようです。
新時代の幕開け!…というと、
どこか照れくさい言い方かも知れませんが、
「令和」という元号に込められた意味をしっかり心に刻み、
誰もが等しく活躍出来る時代になればいいと思います!