2019.08.27
ヒトの血液型占いは
「A」「B」「O」「AB」の4種類に振り分ける血液の
分類方法を用いた占いで、
「Aは几帳面!」
「Bは自己中!」
「Oはおおらか!」
「ABは変わり者!」
と血液型で性格を分類することが一般的です。
しかし、この性格を分類する方法は、
実は何の根拠もない事だったってご存知ですか?
「バーナム効果」とは、曖昧な・誰にでもあてはまる表現を用いた文を複数提示して、
「あ、これあてはまる!」と思わせて、
あたかも信憑性のあることのように思わせる手法です。
例えば
「あなたは人一倍負けず嫌いで人に頼ることを好みません。しかし、人との心の繋がりを何より大切にしています。」
「普段はのんびり、ゆったりしていますが、いざとなったら行動力を発揮し、粘り強く物事に取り組むことができます。」
「積極的な部分と消極的な部分を合わせ持っています。臨機応変に対応することができ、社交的な部分もあるでしょう。」
などの表現をいいます。
人の性格は「遺伝50・環境50」とされており、
産みの親からの遺伝が50%、育った環境が50%で性格が形成されるといわれております。
といっても、子供時代の性格形成の話で、
その後の経験により性格は作られていきます。
子供の頃に「あなたはA型なので、几帳面です」と言い聞かせ続ければ、
もしかしたら期待通りに几帳面に育つかもしれませんが、
逆もまた然りです。
一切根拠のない血液型占いですが、
世間一般的には全く知られていないことです。
初対面の人と、飲みの席で、友人との他愛無い会話で、
あらゆる場面で血液型の話は出ると思います。
そこで「いや、血液型で性格は決まらない!」と言ってしまったら
楽しい空気は台無しです。
血液型による性格診断は、遊びで楽しむくらいが丁度いい占いのようです。