風鈴

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ROOCAS ONEの社員ブログ

風鈴

2019.09.10

風鈴と日本

風鈴と日本

私の地元では毎年「縁むすび風鈴」と呼ばれる風鈴をメインに据えた縁結びのイベントが一定期間行われます。風鈴を複数展示した光景は大変幻想的で、
多くの観光客が訪れる人気のイベントです。
また日本では古くから夏になると風鈴を軒に下げる習慣があります。

ところで皆さんは風鈴の音を聞くと涼しいような気がしたことがありませんか。
あれは「梅干を見ると唾が出る」と同じ原理で、
「風鈴が鳴る」ということは「風が吹いている」ということであり、
人は風を感じると涼しいと感じるので、
「風鈴が鳴る」ことで「涼しい」と錯覚するようです。

風鈴の歴史

風鈴の歴史

風鈴の起源は中国であるとされており、
涼を取るためではなく、占いのためだったとされています。
「占風鐸(せんふうたく)」と呼ばれ、音色で占っていたそうです。
今でこそガラス製品が多い風鈴ですが、当時は青銅が主な原料だったようです。

日本に伝わってきた際は占いではなく、
寺院の屋根の四隅に吊るされ、
「強い風(風邪)から守る為」の「御守り」という形でした。
これは今から1300年程前のお話です。

風鈴の歴史2

風鈴の歴史2

建物の御守りとしての役目だけで
庶民が扱う物ではなかった風鈴ですが、
江戸時代に入ると、現代の使用方法に近い姿で浸透していきます。
ビードロやガラスを造る職人が多く表れたことで、
風鈴は無色透明なものに姿を変え、またガラス細工を用いた技法が盛んになり、
寺院だけではなく、富裕層の間で流行するようになります。
江戸後期にはガラス製品も一般的になり、
天秤棒に風鈴を吊り下げた風鈴売りが江戸の町を売り歩くようになります。
占いから寺院へ、寺院から富裕層へ浸透した風鈴は
風鈴売りの登場をきっかけに庶民へと浸透し、
夏を代表する風物詩の一つとなりました。

学習障害 #自然災害

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