2019.05.28
目の大きめな人の事を「目力がある(強い)」と言うことがありますが、
当然「目力」＝「眼圧」ではありません。
「眼圧」とは、「眼球の硬さ」を指します。
目の中には一定の水(房水)が作られ、
その水量と同じ量が目から流れ出ることで一定の圧力を常に保っています。
眼圧を一定に保つほか、角膜や水晶体の栄養を補う役目もあります。
この房水の量が多い状態で、眼圧は上がり、
量が減ることで、眼圧は下がります。
眼科で診てもらった際に眼球に空気砲のような風を当てられたことはないでしょうか。
一般的にはあの方法が眼圧を測る方法になります。
しかし、当たる空気に驚いて瞬きをしたり、
瞼やまつ毛で上手く測れないことがあるようです。
その際は青い光を当て測定するようです。
どちらにしても、眼科のある医療施設での測定になります。
眼圧は高すぎても低すぎてもよくありません。
眼圧が高いことで、視神経を圧迫し、失明の原因になります。
また低いことで栄養不足に陥り、また網膜にシワが入って見えづらくなる原因になります。
なお、失明は眼圧だけが理由ではありません。
一定期間以上のコンタクトの使用も大変危険です。
洗浄液に浸けてるとはいえ、コンタクトレンズに傷が出来、そこに菌が入ると、感染症の危険があります。
こまめに交換して、正しい使い方をしてください。
さて、眼圧が正常値だからといって問題ないかというと、そういうわけではないのです。
通常の健康状態でありながら失明の恐れを持っている症状があります。
それが正常眼圧緑内障です。
緑内障というと年配が発症する印象があるかも知れませんが、近年では20代30代の方がなる場合も多くなっております。
また正常眼圧緑内障は発症に気付きにくく、進行が進んでから発覚する場合が多いそうです。
通常の場合、片目で見づらい部分はもう片方の目で視界を補うので、視野が狭まってることに気付かないことが多いそうです。
また、よく言われる緑内障の殆どがこの「正常眼圧」なんだそうです。
緑内障に前兆はありません。近視かと思ってたら…ということが多いそうですが、必ずしも近視が発展するわけではありません。
また、進行は薬で簡単に止められるので、必ずしも失明する訳ではありません。
眼圧が正常だからと安心せず、視界のボヤけや急な近視になったら、まずはお医者さんへ行ってみましょう！
早めの対処が重要です。
そして！
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