2019.10.08
Halloween(Hallowe'en)はヨーロッパを起源とする民俗行事で、毎年10月31日の夜に行われます。
ケルト人の収穫感謝祭が、他民族の間にも行事として浸透していったものとされてます。
ケルト人は、自然崇拝からカトリックへと改宗していきました。
カトリックでは11月1日を諸聖人の日(万聖節)としており、
この行事はその前夜にあたることから、
後に諸聖人の日の旧称「All Hallows"のeve(前夜祭」のHallowseveが訛って、
Halloweenと呼ばれるようになったと言われています。
ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、
精霊や魔女が出てくると信じられていました。
日本のお盆に似た考え方でしょうか。
これらから身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いたことが仮装の始まりです。
31日の夜、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てて
「Jack-o'-lantern」を作り、
魔女やお化けに仮装した子供達が近くの家を1軒ずつ訪ねては
「トリック・オア・トリート(Trick or treat. お菓子くれないとイタズラしちゃうよ)」
と唱えます。
家庭では、カボチャの菓子を作り、子供たちは貰ったお菓子を持ち寄り、
ハロウィン・パーティーを開いたりするそうです。
宗教的な理由がなくなり、仮装メインとなった日本のハロウィンは
近年渋谷を中心に賑やかさを増しております。
カボチャを中心に、柿や栗など秋の味覚とコラボした展示物が
あちこちのお店で見られるのは
異文化と日本の食文化が寄り添っているようで、見ていて面白いです。